我々はアイドルを応援しながら応援されているのだ
ABC座2020『オレたち応援屋!! on stage』、見てきました!!
実に8ヶ月ぶりの現場です。
(最後はSHOCK、かと思ったらまさかのK4 VS 俳協K4だったのでちょっと笑っちゃった)(めちゃめちゃ楽しかった)
ただでさえこのご時世、しかも台風が接近ということで行けるのかドキドキしていたのですが(なお去年のえび座は台風で中止で行けませんでした!!)、無事に観劇させていただくことができました。
本当に嬉しくって! 開演して天井から照明が降り注いだ瞬間、「ここが私の生きる場所だ……!!」って思いましたもん。重いよ。
というわけで心の叫びです。
※ネタバレです
※役名をみじんも思い出せないので演者の名で記してます
★だいたいのあらすじ★
物語は誰かを応援することを生業とする(つもりだけどなかなか依頼が来ないから喫茶店で働いている)5人の「応援屋」の元に、若い女性が商店街を盛り上げる応援を依頼しに来たことから始まります。かわいい女性に浮き足立ちながら商店街を応援する作戦を考える5人は、その一方で馴染みの刑事の依頼で10年前の中学生転落死事件の調査も行うことになります。実はこのとき転落死したのが依頼に来た女性の同級生で、その時のクラスメイトたちは事件をきっかけに仲違いをしたまま過ごしていました。応援屋の5人は商店街を盛り上げ、事件の真相を明らかにすることができるのか――!?
私はえびだと五関くんが好きなので五関くん演じる白井和磨くんを中心に見ていたのですが、この和磨くんがヒロインと良い仲になるのがとにかく最高でして……!!
眼鏡インテリキャラの和磨くん!!指先が切れたと大騒ぎする和磨くん!!でも肝心の時には眼鏡を外して求愛ダンスをする和磨くん!!
そりゃああんなダンスされたらヒロインも落ちるわ!!!(最高すぎてキレた)
以降はヒロインの女の子(かわいい!)と何だか二人セットで移動をし、顔を見合わせてはニコニコし、ヒロインが座る前には椅子を引き、常に持ってるPCでヒロインを撮影し、何だか楽しそうだなぁオイ!!!
もうほんとめちゃめちゃかわいかったんですよ~~~五関さんヒロインと大体同じサイズで!!!好き!!!
だがしかし、うっすら感じていましたよね。このヒロインにはずっと心に引っかかった存在がいるんですよ……
というわけでこの舞台で重要なポジションを担っているのが、7MEN侍の菅田琳寧くんと佐々木大光くんです。大光くんは十年前に転落死した中学生、琳寧くんは彼の親友でありながら転落死事件の犯人ではないかと同級生たちに疑われ続けている青年という役まわりです。
琳寧ちゃんのことはそりゃあ贔屓にしていますよ。だってISLAND TVで自担との思い出を語ってくれる最高の後輩ですよ!?
あとまああの年代のセクバたちみんなまるっと幸せになってほしいと願っているので……(郷愁)
まあそんな感じで、「よっしゃ琳寧ちゃんと大光くん出るんや! ラッキーついでに見よ!」位のノリで見るつもりだったんですが。
琳寧くんめちゃめちゃよかった………本当によかった……
もう「琳寧ちゃん♡」とか呼べねえ……呼ぶけど……
前述の通り、琳寧くんはクラスメイトたちに10年間人殺しだと疑われ、本人も10年前の事件に対して深い後悔を抱えているという役柄です。
最初の登場が、事件現場に花を手向けに来て、自分を疑う同級生と出くわして「人殺し」と言われてしまうシーンなのですが、最初から!良い目をしていて!!
席的に琳寧くんの表情ががっつり見えて、もうそこからすっかり虜です。あんな複雑な感情のこもった眼差しが出来る子だと思ってなかった。
一方の大光くんは幽霊役です。なかなか出てこないと思ったら初手で頭に幽霊の△の布つけてたときはどうしようかと思いました。しかし大光くん、幽霊っぽいダンスが似合うこと!!!(めっちゃ褒めてる)
手足が長い上に関節がやわらかいのかな? 何か常人では出来ないような手足の使い方をしていて、この世のものじゃない感がすごかったです。
幽霊なのになぜか一発ギャグを披露する場面があるのですが、私の入った回は
1)後輩に挨拶されたときの橋本良亮くんのモノマネ(「うぃーーーーっす」みたいなの)
2)ハッピーターン!(と言いながらターンする)
という2本立てでした。あんな舞台のど真ん中で、先輩だらけの中でやりきった大光くん、こいつただもんじゃねえな、と思いました。ハッシーのモノマネは本人もめちゃめちゃ笑ってました。
そしてそんな二人が突然披露するサムダマ…………
ギター琳寧とドラム大光…………
めっちゃかっこいいけど突然すぎてどうしようかと思いました。この緩急こそジャニーズの舞台…………!!(そうか?)
最終的に、大光くんが琳寧くんの元に現れて、10年前のことをお互い謝り合って悔いもなくなって成仏か、という流れで私は涙していたわけですが。
なんと琳寧くんも大光くんもヒロインが好き! ヒロインは琳寧くんが好き! 二人ともお幸せに!!
みたいな三角関係ハッピーエンドみたいなのが披露され、つまり五関くんは失恋です。
眼鏡を外し天を仰いで目頭を押さえる五関くん……
か、かわいい………………
「ぼくたち付き合います♡」と空気を読まずに宣言する二人を見送った後泣いてる五関くんを、「俺の胸で泣けよ」と後ろからあすなろ抱きする戸塚くん……(*^_^*)
おなごとイチャコラする推しもおなごに振られる推しもどっちも楽しめるなんて最高の舞台過ぎませんか!?!? 生きてて良かった!!!!
まあそんなすったもんだがありつつ、「やっぱ応援っていいよね」みたいなまとめがあって、映画に続きそうな気配を残し物語はおしまいです。
普段だったらこのあとにでも休憩があってショータイムがありそうなものですが、このご時世とあって休憩なし、メンバー紹介がてらしばらくダンスタイムがあっておしまいです。でもこのダンスタイムがよかったんですよ~
どうしても琳寧くんばかり見てしまったのですが、琳寧くんめっちゃ私好みのダンス踊ってて……止めるべきところは止め、伸ばすべきところは伸ばし、生き生きとしたダンスでございます。
あとはやっぱり得意のアクロバット!塚ちゃんととみけんと琳寧くんの3人でめっちゃバク転するパートがあってアクロ好きとしては胸が高鳴りました。たぶんいちばん拍手した。
もちろん五関様は久しぶりに見ても五関様で。何なんですかねあの手数の多いダンス。一人だけ別の時間軸で生きてません???大好きです。
そんなこんなで怒濤の2時間、満足感と多幸感でいっぱいの舞台でございました。A.B.C-Zの現場ってなんでこんなに幸せになれるんですかね。
舞台中の台詞で「応援って、される人もしている人も笑顔になれる」みたいな言葉があってとてもいいなぁと思っていたんですが、最後の挨拶でA.B.C-Zが「これからも応援よろしくお願いします」と私たちに言ってくれたところで改めてそれを思い出しました。
一般的に、ファンはアイドルを「応援する」という表現をしますが、アイドルの活動を見ることで元気をもらっているのはこちらなわけじゃないですか。
でも、アイドルは私たちに「応援ありがとう」って言ってくれるし、たぶんその言葉は嘘じゃなくってアイドルは私たちの応援を喜んでくれていて。もちろん全アイドルがそうなんだけど、A.B.C-Zって何だか、私たちと彼らの関係がすごく密なものだと感じさせてくれるんですよね。あのよくわかんない10万いいねの件とかそれ喜んでたハッシーの日記とかさあ!
基本的に好きなアイドルにはどんどん売れまくって私たちの手の届かないくらい遠くに行って欲しいんですけど、この関係はずっと続いてほしいなとそんなことを思いました。おしまい!