Sexy時代の夜明けぜよ-Sexy Zone POP×STEP!? TOUR2020の感想-
風磨くんが最後の公演の挨拶で「ここからが夜明けです」と言っているのを聞いて、8年前に初めて少クラでSexy Zoneのパフォーマンスを見た時、「黒船来航じゃん!!!!!!」と大興奮したのをふと思い出しました(タイトルの説明)。
というわけで、Sexy Zoneの2020年のツアー、になるはずだった、POP×STEP!?コンの配信を見ました。
もともと5月の横アリのチケットが当たっていて、延期になったあとも10月31日の公演が当選して、本当だったらあの場で見ているはずだったコンサートです。
でも、今回の形じゃなければ、5人のステージをリアルタイムで見られたのがひょっとしたらもっと先になっていたのかもしれないな、そう思うとこれも巡り合わせだったのかもな、と自然に受け入れることができました。
……って全部風磨くんの挨拶の受け売りですけどね!(どんだけ風磨くんの挨拶好きなの?)(大好きすぎて今思い出すだけで涙ぐんでる)
そんなわけで、せっかくなので興奮を書き残しておきたいと思います。
ようこそ、日出づる國へ。
そんな言葉で始まるライブが最高じゃないわけないじゃないですか!!(断定)
「外国の人がイメージする日本」をテーマにしたという、大陸っぽさも感じさせるネオン街のようなセットと、怪しげなお面をつけたダンサーたちの中、登場したSexy Zone4人が披露したオープニングソングが極東DANCEな時点でこのライブは勝確です。
極東DANCEご存じない方は今すぐこれを見てくれ。
は~~~~最高。約束された勝利。
そこからROCK THA TOWN→BON BON TONIGHTというこの流れまででチケット代の元は取りました。
てかすごく見慣れてる横アリのセンステの真ん丸のせり上がりステージを斜めにする演出最高じゃないですかBON BON TONIGHT……私のチケ代があの斜めになったステージのどこかを支えているかと思うと誇らしい気持ちです。
その後揃いの制服でJr.たちと楽しげな学生生活を送りつつ、突如現れた教育実習生の女性に恋しちゃって猛烈アピールするも、その教育実習生に婚約者がいることが判明するというコントを3曲もかけて演じてくれたり、
四人それぞれソロ曲を披露してくれたり、
みんな大好きレーザー演出(光量は今年見たレーザーの中で一番だった)(そんな眩さにも負けない圧倒的Sexy Zone様)をかましてくれたりするわけですが、正直最初に見た公演では途中からソワソワしっぱなしでした。
聡ちゃん、どこで出てくるのかな、って……
そもそもこのツアーは聡くんが復帰する前に行われるはずで、復帰が決まってからもこのライブには出演しない旨が告知されていました。
それが、ライブの数日前、一部の曲に聡くんが参加することが発表されたのです。
歌番組に出演している聡くんはTVで見ていましたが、まさかこんなに早く、コンサートのステージに立つ聡くんを見られるなんて思っていなかったので、今思えば、聡くんが登場するまでは嬉しさと緊張で胸がいっぱいで、いつものライブとは違った気持ちを抱えながらの視聴でした。
そしていよいよ運命の時。事前にファンにアンケートした楽曲(選択肢がどれもコンサートで定番の曲ばかりで「全部やればいいじゃん」と思ったのは内緒です)を日替わりで披露するコーナーです。
説明の画面から切り替わって、「カラフルEyes!!」とこの公演の披露曲を発表してくれたのが、待ちに待った聡ちゃんです。
ちょっと照れくさそうな、まだ見慣れない少し大人になった、でもまぎれもない聡ちゃんの笑顔……
正直泣いていたせいで肝心のパフォーマンスをいまいち覚えていないのですが(一生の不覚すぎでしょ)、とにかく移動中、聡ちゃんがずっと4人の誰かと肩を組んだりくっついたりしていて、聡ちゃんもみんなも楽しそうで、幸せそうで、私は……私は……
その後のMCも5人揃ってだったのが本当に嬉しかったです。
聡ちゃんが5人にここまでのライブの感想を一生懸命伝えていたのがとてもかわいくて愛しくて最高でした。
あと夜は聡ちゃんの「ふまけんが同じ曲で同じように唇を舐めていた」というぶっこみから、ちびーず3人してふまけんをいじり倒していたのが非常に良きでした。ファン心理をちゃんと理解している聡ちゃん、最高のアイドルだな~~~!!(推しにデレデレ)
MC明けは、11/4発売の、聡ちゃん復帰シングルNOT FOUNDです。
いやあ、この曲の聡くんのダンスが最高に!!!最高で!!!!
ちょっと皆さん見ました!?!?オープニングでいちばん左にいるのが松島聡くんです!!!(大興奮)
私はSexy Zone5人の中だと聡くん推しで、その一番の理由は彼のダンスの素晴らしさでした。
小柄な体が大きく見えるほど、手足をいっぱいに伸ばして、どこまでも手を抜かずに踊る彼のダンスに目を奪われた、7年前のSexy Zoneのコンサートを今でも覚えています。
そんな聡くんのダンスの好きなところはそのままに、でも良い意味でダンスに余裕が生まれているなと、感じられたのが新曲NOT FOUNDのダンスでした。
復帰を発表してから、毎日のようにジャニーズwebを更新して、たくさん動画を配信して、いろんな手段でファンを楽しませようとしてくれる聡ちゃんのことが、嬉しい以上にちょっと心配だなと、実は勝手に感じていました。
そんなに焦って頑張らなくても大丈夫だよ、ゆっくり戻ってきてくれればいいんだよ、と。
でも、うまく言えないんだけど、NOT FOUNDで踊る聡くんを見ていたら、全部勝手な杞憂だったのかもな、と少し安心できたような気がします。1年9か月の時間が経って、間違いなく彼は、Sexy Zoneは変化していて、それは全部良い変化だと、実感できたから。
……何の話でしたっけ?
多分この辺から情緒が崩壊していて記憶があいまいです。
セトリを振り返ってみるとJr.コーナーがあったり、再び4人でのパフォーマンスになったSexy Zoneが真っ赤な衣装でバラード歌っていたり(あの衣装めっちゃ素敵でしたね、健人くんのジャケットの下はスケスケメッシュだったのだけは謎ですが)したようですね。
記憶がはっきりしてくるのは、真っ赤なスケスケメッシュ衣装のあと、Sexy Zoneのシルエット早着替えを見せられた末の禁断の果実です。
禁断の果実、アルバム聴いたときから「この曲だ!!!」とビビビと来ていた大好きソングなので、ライブでめちゃめちゃ楽しみにしていたんですよ。歌謡曲調で、一筋縄でいかない女を落とそうとするジゴロの歌です。
それがまさか、刺繍入り長ラン(というかあんなのハッピだよ!)でポケットバイクにまたがって花道を疾走しながら歌うとは思わないじゃないですか!!!!!
正直ちょっとキレたけど、でも4人とも楽しそうで良かったです。その直後のカラクリだらけのテンダネスはちょっと踊ってくれたので許しました。
長ランを捨てたあとはダヴィンチ(めっちゃ歌詞良いですね、字幕入りだから気づけた)、からの2020 Come on to Tokyo、勇気100%という流れで何だかかつてのセクゾコンというかSUMMARY感があるなあと思っていたところで、10月も末だというのに水着Jr.*1の登場です。
いや~よかった!自粛ばかりでいつの間にか失っていた夏を取り戻せた気がします!!(ほんまかいな)
そしてこのあとが4人の挨拶です。この挨拶が(水着Jr.を一瞬で吹き飛ばすほど)本当に!よくって!!
配信ではありましたが、「ライブの挨拶」でないと現れない、彼らの思いや決意を感じられたような気がしました。
見た公演でとくに心に刺さったのは以下のような話でした(全部ニュアンスです)。
・勝利が「今まではジャニーズの王道とは何か、というのを考えていたけれど、これからは新しい王道をつくっていきたい」と言っていたこと。
・挨拶で何回か、「Sexy Zoneにしかできないことをしたい」と言っていたこと。
・健人が「数あるアイドルの中からSexy Zoneを選んでくれてありがとう」と言っていたこと。
Sexy Zone、まず圧倒的に顔が美しいんですけど、私がSexy Zoneをいちばん好きな点はたぶんそれじゃなくて、私が求める“ジャニーズ”がそこにあるからなんだな、と挨拶を聞きながら、そんなことを考えていました。
つい「トンチキ」という言葉に集約してしまいがちだけど、要するに、加算!乗算!モリモリのエンタテインメントなんです。
顔がいい男、そこに立って歌って踊ってくれるだけで国宝なのに、ありとあらゆる手を使って、一瞬たりとも私たちを飽きさせないように工夫をしてくれている。過剰なまでのサービス精神が私は大好きです。
小洒落た大人っぽいシンプルな演出だって時々見る分にはかっこいいけど、もうそれだけじゃ満足できない身体になってしまったんですよ……
サービス精神ということで言うと、アフタートーク*2で最終公演のあと、めっちゃエモいトークを聞かせてくれてオタクは涙していたんですが、きれいに終わるのかと思いきやケンティが「ハロウィンだから仮装用意してきた!!」と言い出して(前日に自ら購入したらしい)(どうして?)、5人ともなかなかな仮装姿で締めくくってくれたせいで全ての涙が吹っ飛びました。そういうところが大好き最高。
そして何より、最終公演の4人目、風磨くんの挨拶がこの公演でいちばん心に残っています(以下も全部ニュアンスです)。
最終公演の挨拶で、風磨くんは、「松島が大きな決断を出来たことが良かった」と言っていました。
「それはひょっとしたらSexy Zoneを辞める決断だったかもしれないし、5人で続けるという決断だったかもしれない。決断を下せたことに意味がある。5人がそれぞれの道でハッピーに生きるのがいちばんだから」
みたいな話をしたあとで、
「でも、5人でステージに立つ決断をしてくれたことを僕はすごく嬉しく思う」
と付け加えてくれたんです。「そんな5人を全力で守りたい」とも。
5人の中でも、風磨くんはあまり自分の感情を素直には口にしない印象があります(アフタートークでマリちゃんが「風磨くんは自分の話をしない」と言っていてフフフとなりました)。
照れ屋だったり頭が良すぎたりするところがあるんだろうなと勝手に思っています。
そんな風磨くんが、節目であるこのライブで、「嬉しい」と言葉にしてくれたのが私は本当に嬉しかった。
もちろん、それまでの態度やMCからだって十分、風磨くんが聡ちゃんが帰ってきたことを喜んでいるのは十分伝わっていたんですが、彼がそれを「言葉にしよう」と思ってくれたのが嬉しかったんだろうなぁ。
冗談じゃなくめちゃめちゃ泣いたし、今これを打ちながらまた泣いています。今後生きていてどうしても泣かないといけない場面が出てきたらこの日の風磨くんの挨拶を思い出そうと思います。
挨拶が終わり、それでいいよ(このバラードも本当に良い曲ですよね。疲れた心に沁みる……)で締めくくったあとの、エンディング映像は去年の11月からこれまでの、ポプステに向けての彼らの軌跡を描いていました。
中止、延期と何度も繰り返してきた日々の、最後に聡くんが現れます。
そして、再びスポットライトに照らされたステージには5つの影。
アンコールは5人揃ってのRUN。聡ちゃんの復帰後初めての歌番組でも披露された、5人の再出発を象徴するような曲です。
エモさは勿論ですが、MUSIC DAYで見たときも「やっぱ聡ちゃんのダンスが大好き!!!」となった曲で、最初に見た公演では感動以上に興奮がすさまじかったのですが、最終公演は違いました。
素晴らしい風磨くんの挨拶のあとのRUNで、再登場した聡ちゃんがアップになった瞬間、彼の瞳が真っ赤に染まっていたから……
珍しくちょっと踊りがふらついてるところもあったなと思ったら、マリウス(それでいいよの時点で泣いてた)と目が合ってまた泣いちゃったんだって(アフタートークで言ってた)。勝利もちょっと感極まってるように見えたかな。
ライブ本編、聡くんが参加していないパートでメンバーカラー4色に光っていた、バクステからセンステまでの花道が、アンコールでは5色に変わっていました。
5色の花道をそれぞれ進んでセンターステージに集まった5人が、再び1本の花道からメインステージに戻ります。その道中、聡ちゃんと肩を組んだ風磨が「どうしたんだ」とでも言いたげに笑って彼の顔をのぞき込んでいた、やさしい眼差しが忘れられません。
1年9ヶ月、4人のSexy Zoneにだって私はたくさん楽しませてもらいました。そこで積み重ねた思い出も大切なものです。
でも、5人のSexy Zoneを見たら、やっぱりこれが私の好きなSexy Zoneだ!!と実感してしまった。だって、聡ちゃんも、4人も本当に嬉しそうで、楽しそうだったから。
美しい姿も、華々しいパフォーマンスも好きだけど、やっぱり楽しそうにしている5人の姿が、私にとってのSexy Zoneなんだなぁ。
2021年、Sexy Zoneはデビュー10周年を迎えます。
彼は誰時は目の前だ、と風磨くんが言っていました。
自分たちには10年やってきた強みがある、と健人くんは言っていました。
唯一無二の5つのピースが、この2020年に揃ったことに、意味がないはずがない。
デビュー曲で「時代を創ろう」と歌っていた彼らが、時代を創る日はもう、すぐそこです。